りんどう会

【会報誌】「りんどう」vol.27の訂正と追記

先日発行となりました会報誌「りんどう」において、お詫びと訂正、および追記(掲載記事のフォローアップ)を掲載させていただきます。

 

お詫びと訂正


熊本県立第二高等学校同窓会
広報誌「りんどう」の修正とお詫びについて

 

昨年末に同窓会会員の皆様に発送致しました会報誌の内容につきまして、下記のとおり誤りがありましたのでご連絡します。修正箇所の正誤表をご確認下さい。
原稿提供者様及び関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたこと深くお詫び申し上げます。

広報担当副会長 西達也

 

 

 

追記:熊本豪雨災害ボランティア 在校生の感想


会報誌P05において、9/19に実施した同窓生・在校生合同の熊本豪雨災害ボランティアについての記事を掲載しております。記事中では在校生からの感想をご紹介していますが、誌面スペースの都合により、掲載できたのはごく一部。そこで、残りのみなさんの感想を以下に一挙掲載いたします。後輩たちの感じた様々な想い、ぜひご覧ください。

 

1年生の感想


バスで現地に向かっている途中、だんだん荒れてくる景色に、忘れていた豪雨のことを思い出させられました。現地では、今までテレビでしか見たことのなかったボランティアを実際にして、とても体力がいること、簡単な仕事ではないことを実感しました。ボランティアの人にかき氷を配っている方がいて、これが支え合いで、とても気持ちのいいものだと思えました。帰りの際には、友達と「きれいになるまでしたかったね」と話していました。体験してみなければ分からない気持ちだったと思います。


今回ボランティアに初めて参加しました。私は被災された方の家にお邪魔し、ブラシを使って家屋の骨組みについた砂を落としました。休憩をはさみながら、周りの人達と共に作業をしました。私は熊本地震で被災したのをきっかけに「ボランティア」という言葉を意識するようになりました。現地に行って実際に作業することで、映像だけでは分からない災害の現状を少しでも肌で感じることができると思います。そして、作業の内容を周りの人達に伝えることが大切だということも学びました。ボランティア活動のサポートをしてくださった方々に感謝したいと思います。ありがとうございました。


私がボランティアに行こうと思ったのは、熊本地震が大きなきっかけです。私の家は震源地に近かったので大きな被害が出ました。前震の日から地域の方をはじめとする沢山の方に支援していただきました。なので、いつかは私もボランティアに行きたいと思っていたので参加できてよかったです。同じ自然災害ですが、正直、私の感覚だと水害の方が色々と大変な気がしました。実際に現地に出向いてからこそ得られるものがありました。1日も早い再建をお祈り致します。


災害ボランティアセンターを通り過ぎたくらいから空気が一気に変わって、思った以上に復旧作業が進んでいない災害当時そのままの状態の景色が印象的だった。現地にいる人に笑顔はなく、同じ県内にもかかわらず違う世界にいるようだった。今回のボランティア活動では、一軒の家の清掃を行ったが、周りを見渡すとほんのごく一部で、全てが完全に復旧するには長い時間が必要だと思った。でも清掃活動を行った数時間、被災者の方の役に少しでも立てたと思うと、やりがいを感じた。また機会があれば、ぜひボランティア活動へ参加したい。


2年生の感想


大きな水害があった土地で、自分たちがどれほど役に立てるか分からず不安でしたが、私たちにもできることがあって安心しました。しかし、作業はとても地味で、途方もなく多かったです。コロナ禍で他県のボランティアの方が来ることができず人手不足になっている理由が分かりました。また現地の方々がとても優しく、心が温まりました。道ですれ違った多くの人が「ボランティアありがとう」と言ってくださり嬉しかったです。熊本県民どうしでしか助け合えない今、機会があればまた人吉・球磨のボランティアに行きたいです。


どこまで水につかった一目で分かるほど被害状況が生々しかった。周囲を山でかこまれた球磨川の美しい景色の中で、たちならぶ家屋が軒なみ泥をかぶり、窓ガラスの割れている状態に胸が痛むと共に、水害の恐ろしさにぞっとした。私たちの班は民家の泥を落とす作業をしたが、たったの数時間ではほとんど進まず、申し訳ない思いがした。機会があればまた手伝いに行きたい。現状を知り、関心を持つことそれ自体も大切だと感じた。


私はこれまでボランティアに参加したことがありませんでした。今回、私が人生で初めてボランティアに参加し、活動を通して普段の生活では得ることのできない体験をしました。ボランティアさせていただいた家には、災害が起きる前までは私達と変わりない生活を送っていたのだろうと感じました。たわしでゴシゴシとこすると砂や泥がたくさん出てきます。本当に私たちの生活では考えられないようなことが起きていたので非常に驚きました。今も災害が起こった場所ではボランティアを必要としている方がたくさんおられると思うので、これからは私個人でもボランティア活動に参加していこうと思います。


3年生の感想


豪雨災害ボランティアは初めてのことで、とても貴重な経験になりました。豪雨発生から2か月以上経ったにもかかわらず、テレビで見た以上の被害があり驚きました。私が行ったボランティアは、再びその家に住むために家の中についている泥水の乾いた部分をこすっていく作業でした。土砂をかき出すなどの重労働の作業ではなかったけれどとても大変で、3時間ほどの活動で思っていたよりも作業が進まず、同じような状態の家がまだたくさんあると思うと、ボランティアの大切さが分かりました。今回の経験から、もっとボランティア活動に参加し、少しでも被害に遭った方のために出来ることをして行きたいと思いました。


今回ボランティア活動として私たちの班が主に行った作業は泥の撤去作業でした。床下にもぐって作業をしたり、かき出した泥を一輪車で運んだりとかなりの重労働でした。一緒に作業してくださった大人の方たちとも協力し、班のリーダーとして責任を持った行動ができました。同じ熊本県でも地域によって被害の差が大きいことを実感しました。また一緒に作業した方たちも他の地域から参加されていると聞いて、何か手伝えることがあるのではないかという気持ちは同じなんだと思いました。また機会があれば参加したいと思います。


初めて本格的なボランティアに行きました。私たちの班はけっこうな重労働で、汗だくになりながらの作業でした。きつかったけど、一緒にボランティアに来ていた友達や、同じ場所で作業していた大人の方の声かけもあって、最後までがんばることができました。ほぼ全員が初対面だったのに、団結力がすごくて、本当に良い経験となりました。被災地はまだまだ元に戻るまでには時間がかかりそうです。家を失った人や大切なものがどろだらけになってしまった人など、色んな人がいると思うけど、少しでも早く安心できる環境に戻れるといいなと心から思うし、自分にできることがあったらまた何か手伝いたいなと思います。