りんどう会

60周年記念式典 会長挨拶

熊本県立第二高等学校60周年記念式典 会長挨拶
 母校の第二高校が60周年を迎え、りんどうの花が咲き誇るこの佳き日に、盛大な記念式典が挙行されますことは、私たち卒業生にとりましても大きな誇りであり、喜びとするところであります。
 本日は、熊本県議会議長 溝口幸治様をはじめ、多数のご来賓のご臨席を賜り、又、お祝いのお言葉を頂き同窓会を代表して御礼申し上げます。
 昭和37年に熊本城二の丸に設立された当初は、仮の校舎でありながら、先生方、諸先輩方の情熱と,他校に負けぬ気概で幾多の困難や苦労に立ち向かい、伝統を一つ一つ作り上げてこられました。
 そして昭和43年の夏に、現在の東町に本拠地を移し、44年には九州で初めての理数科、その翌年には美術科が新設されました。100名未満で推移していた国公立大学への現役合格者も平成2年度に100名を超え、平成7年度には200名を超えて県下有数の進学校へと成長しました。
 その後も国公立への高い合格率を維持し、平成23年度には現役合格者299名という過去最高の結果を治め、平成24年度から26年度まで3年連続全国1位という輝かしい実績をあげています。学業以外においても、文化、スポーツの部活動で毎年全国大会出場を果たす成績を治めています。
 昭和、平成、令和と60年の歴史を重ね、着実な歩みを続ける母校には目を見張るものがあり、後輩たちの活躍に喜びを感じずにはいられません。これもひとえに、これまで本校の歴史に携わってこられた先生方、PTAの皆様、さらには県教育委員会や歴代の同窓会会長のご尽力と地域の皆様の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
 60年といえば人生では還暦、大きな節目の年です。ライフサイクルでは一般的には黎明期から成長期、その後成熟期を経て衰退期に入ります。
 しかし、第二高校は第5期スーパーサイエンスハイスクールに採択され、独自の教育方法や研究を進められると聞いています。又、英語力向上のために研修を取り入れるなど、新しいことへチャレンジされています。
 「60年の時を刻み、二校の針はさらなる高みへ」というキャッチフレーズは、60年の足跡を大切にしながらも、習慣にとらわれず、常に新しいことにチャレンジし、成熟期から再びさらなる成長をつづけるというメッセージと解釈しています。
 これからの第二高校の歴史に新たな一歩を刻んでいく在校生の皆さんには、新しい時代に果敢に挑戦し、次の時代を担う人材となられることを期待します。
 60周年を契機とし、第二高校の益々の発展を願うとともに、わたしたち同窓会もさらに同窓生の絆を深め、より一層のご支援をお約束いたしまして、同窓会代表としての挨拶といたします。
熊本県立第二高等学校同窓会
りんどう会 会長 竹下 力