りんどう会

原美千代さんのピアノコンサート報告

令和3年10 月3日(日)、第二高校卒25期生のピアニスト原美千代さん(神奈川在住)のピアノコンサートがありました。

会場は熊本市男女共同参画センター「はあもにい」のメインホールで、8期生のチェリスト石垣博志さん(熊本在住)との共演もありました。

私たち第二高校同窓会りんどう会も後援をさせていただきました。

 

プログラムは3部構成で、第1部は、C.ドビュッシーの前奏曲第1集より、お馴染みの「亜麻色の髪のおとめ」を含む5曲を、たいへん情景的に演奏されました。

第2部はF.ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22をまさしく流麗に、第3部はL.v.ベートーヴェンを力強く高らかに演奏されました。

 

第3部の1曲目、チェロソナタ第4番を石垣さんとのスペシャルコラボで演奏されたのですが、お二人の素晴らしいかけ合いの演奏の後に、お二人からご挨拶がありました。熊本地震からの復興の努力をされている益城町の皆様もご招待しておられることにも触れられ、原さんと石垣さんのご意志とお人柄がたいへんよく伝わってくるお話でした。

 

特に第3部2曲目のピアノソナタ第31番では、ベートーヴェンの「いろんなことが起こって乗り越えてきた人生だけど、やっぱり生きていてよかった!」という曲に込められた歓喜の情感が、地震やコロナにみまわれた私たちにも勇気と希望を届けてくれているようでした。

 

アンコールは、嬉しさで思わず微笑んでしまうお馴染みの曲、サンサーンスの「白鳥」と、フォーレの「夢のあとに」をお二人で演奏してくださいました。

 

原さん、石垣さん、本当にありがとうございました。コロナに関しては最近やっと少し明るい兆しが見えてきて、演奏活動の機会も増えてくるのではないかと思います。今後もますますご活躍されることをお祈り申し上げます。